生徒さんとの接し方について

今日も朝から本当に暑いですね。
少し外に出ただけでクラクラしてしまいました(-_-;)
先日からブログに書いているカフェトークでのレッスンですが、当初の予想通り、私の性格上合わないなと判断し、本格的に教える前に退会することに致しました。
もし受講を考えている方がおられましたら、ご期待に添えずに申し訳ございません。

まだ登録して2週間程度なのですが、私にとっては勉強にもなり貴重なご意見も頂いたのですが、それよりもストレスの方が上回る時間が多かったです。
そこそこの年数ピアノ講師をしてますが、まず対面レッスンではあり得ないような酷いレッスン態度を取られたり(学生)、レッスン当日や前日になって割と無茶なレッスン内容のリクエストが急にあったり、短い期間で呆気にとられるような事が数回ありました。
またレッスン後にその学生さん(中学生男子)の保護者の方から、
「(弾いてくれてor問題に答えてくれて)ありがとう!すごい!すごい!」と拍手しながら褒めてあげて欲しい、そうすればもっと本人もやる気が出る、とのご意見があったのですが、何か少し違うような気がしてなりません。

小学校低学年であれば多少はそういったスパイスも必要かもしれません。
褒めて伸ばす、褒めて自信を付けさせる、という事は大切で普段からも心がけていますが、
必要以上に褒めることや過剰に持ち上げる事は、その場限りでは気分が良くなったりやる気が出るかもしれませんが、長い目で見てその子にとってプラスになるのかな?と疑問点が沸いてきました。
(まずレッスン開始直後の態度からしてダメだったので、信頼関係を築くのは難しかったと思います。)

思春期の女の子・男の子の生徒さんには中学生になれば、一人の大人として接するようにしています。
高校受験・大学受験までみながんばってレッスンに通ってくれました。
その後も学校でクラブ活動(吹奏楽など)で活躍してると聞いて嬉しく思っています。

私自身は、先生から厳しく厳しく怒られて怒られてレッスンを受けた世代です。
(親からも躾の点では結構厳しく怒られてました。)
練習したのに怒られ、自分の実力のなさ・悔しさから涙をこらえながらレッスンを受けていたのを思い出します。
お師匠さんに至っては、前の生徒で気分を害して(アーティスト肌)とばっちりでこっちまで怒られるという事もよくありました。
今になって、「怒る」というのはすごくパワーのいる作業で、褒めるよりよっぽど負担があり、正直すごく疲れます。
先生は私達生徒のためを思って(時には理不尽な怒られ方もしたけど)、必死で怒ってくれてたんだなと、後になってしみじみ感じます。
「今同じやり方でレッスンをしたら、生徒さんはみんな辞めてしまうでしょうね(笑)」と後で笑いながらおっしゃってました。

でも!
趣味ではなく、本気で上手になりたい人にはある程度は厳しく怒らなくてはいけないと思っています。
中には「先生!息子にはもっと厳しく怒って下さい!」と言う保護者の方もおられます。
(確かに怒らないと全く練習しない生徒さんでした。本人はケロッとしてます。)
大事な成長期の子供さんの人生に関わってる一人として、生徒さんの心に届くようなレッスンをしていきたいなと改めて思いました。



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