ピアノ奏法(ロシア奏法)について思うこと

朝晩涼しくなって、随分過ごしやすくなってきました。
タイトルにあるように、音符が読めるようになったら初期の段階でも、
美しい音が出せる「ピアノ奏法」を教えていきたいと思っています。

綺麗な音・伸びのある音・ハリのある音、を出すには、
正しい手の形・手首や腕の柔軟性・呼吸の仕方、を学ばなければいけません。

自分の経験でいうと、11歳~高校生ぐらいまでそれらを徹底的に教えて頂き、
(桐朋の先生で師匠です)、さらにそれを自分の身体や手に合うよう自分なりに
練習を積み重ねた結果、今の自分の演奏があります。

最近は、脱力奏法について分かりやすく書かれた本が多く出版されていますね。
ロシア奏法も3~4年前から注目していたのですが、書かれている事は自分が普段からやっている弾き方と全く同じでした。
(これをしなきゃ、まあ上手くは弾けないよね、というものばかりです。)

私はロシア奏法の勉強は全くしていませんし、すべてが当てはまる訳ではないですが、
さまざまなアプローチがあっても良い音の出し方というのは共通なんだなと納得!

固いカチカチの、動きがない手や腕からは、カチカチの音しか出ません。
そういった時はだいたい心もカチカチで固まっています。
音楽は固まっていてはダメで、それは単なる「音」でしかないです。
流れて前へ前へ進んで自分でどんどん波を作って、前進させていくのが音楽です。

一部の特別な才能に恵まれた子、以外は、その方法や原理がわからずにいます。
私もその一人でした。
レッスンではその子に今必要な手の使い方・奏法を取り入れているので、ピアノ奏法だけでも4、5冊のテキストを併用しています。
音楽を専門にしていなくても、手首を柔らかくしていく奏法に取り組めば、綺麗な音が出て、情感豊かに演奏出来ています。
エスプレッシーボです♪



関連記事
NO IMAGE
ハッとした出来事。 (09月14日)
NO IMAGE
感謝。 (09月24日)

コメント
name.. :記憶
e-mail..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):